パンだ

ゆるくまったりと好きなことを好きなように

ブッシーを飼うことにした

2020年9月12日、制限付きでJRAは営業を再開した。購入できるレースや営業時間は無観客競馬前とだいぶ違っているけれど、たしかな前進だと私は思う。けれど、まだ、競馬を開催している競馬場に足を運んで、競走馬が周回するパドックを見て、本馬場入場を追っかけてスタンドへ小走りで移動して、柵を掴んだりカメラを構えたり祈るように手を組んだりしてレースを見届けて……という以前の"普通"には程遠い。競走馬を、騎手を、厩舎を、現地で応援することはまだ叶わない。こんな記事を書きはしたが、正直寂しい。私はやっぱり武士沢騎手をこの目で見て応援したい。ブッシー! って叫びたい。この寂しさを埋めるにはどうしたらいいのだろうか。

 

飼えばいいじゃん、って気付いた。

 

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飼った。

 

 

2014年12月29日にツイートしてから約5年半経て、ついにブッシープレコを我が家にお迎えした。感無量である。

……なんて自分の手柄のように言ってはみたものの、実際自分は何もしていない。結婚を機に相手と一緒に住むことになり、引っ越したら部屋が広くなって、何か飼おうという話が持ち上がった。私は生き物を飼った経験が無かったから、水生生物の飼育は百戦錬磨(たぶん)の相手におんぶに抱っこ状態、水槽の用意から何から何まですべて他人任せでこの度の飼育が実現した。

 

私は武士沢騎手をブッシーと呼ぶことに若干の気恥ずかしさを抱いているが、ここでは気兼ねなく「ブッシー」と呼ぶことができている。エサを落とすと、大抵同居のヤマトヌマエビのほうが反応が早くて、ブッシーはエサに辿り着けない。そんなときはもう直線で他馬に置いていかれる武士沢騎手を見ている心境になる。「ブッシー早く!」「ああもうブッシーったら!」「君は武士沢か!?」エサの時間、私は競馬場にいる気持ちになる(ならない)

 

そんなわけで、水槽にはいま登場したブッシープレコとヤマトヌマエビがいる。

 

ブッシーと、エビ。

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ブッシーと、

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エビ。

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ここが競馬場だ。