パンだ

ゆるくまったりと好きなことを好きなように

2020年のおわりに

何かにつけて「こんな1年になるはずだったのかな」と考えることが多かった。新型コロナウイルス、無観客競馬、人間の死、競走馬の死。良くないことだけではなく、良いことだってたしかにあったのだけれど、それでもこの先で2020年を振り返ると重くどんよりした色をしているのではないだろうか。

 

 

無観客競馬を経験したのは、そのことの良し悪しは一旦置いておいて、こういうことが自分の身に起こるのかと不思議な感覚だった。戦争でも起きない限り、競馬場に一般客を入れないなんて文献上のみの出来事であって、自分が生きている間は無いものだと思い込んでいた。日常は嘆くほど脆くはないが、かといって絶対は無い、ひとたび事が起これば崩れやすいものだと無観客競馬によって教えられたように思う。

 

フェブラリーステークスの日を最後に、自分はまだ競馬場に足を運んでいない。WINSにも行っていなくて、お財布にはダイシンウィットの複勝馬券が入ったままだ。2021年は競馬場に行く機会があるのだろうか。次に競馬場に足を踏み入れたとき、自分は何を思うのだろうか。

 

無観客競馬といえば、マルターズアポジーの引退レースと、あと推しのGⅠ騎乗の場に立ち会えなかったのは若干心残りだ。まあ、観客を入れた開催であったとしても自分が現地に居たかは疑問だけれど……。それにしても父ディープインパクト・母アパパネという血統の競走馬に騎乗する機会が巡ってくるとは。ラインベック武士沢友治。競馬界の流行語大賞受賞決定。ああいう時のツイッター民の結束力というか、瞬間最大風速、何なんだろうね、すごいね(褒めてる)

 いま見てもこの動揺っぷりは草。

 

人間の死、競走馬の死。高市調教師もシングンマイケルも居なくなってしまった。他にも挙げようとすれば彼の名前も彼女の名前も出てくる。死を悪しきものとは思わないけれど、寂しいものは寂しい。

 

 

他に何かあっただろうかと思ったが、そうだ、三冠馬……と思ったがこちらは下書き記事に眠っているのでいつかまた。あとは、そうそう、結婚。するとは思わなかったなーって今でも思う。2人暮らしを始めた夏、入籍した秋、そこから季節は冬になって年も越そうとしている。同じ空間に他人がいる環境には以前より慣れたような気がするけれど、険悪な空気には何度もなってしまうし、どう振る舞えばいいのかわからなくなってしまうことも多々ある。自分のネガティブ思考で相手を不快にさせてしまうこともある。大丈夫かな大丈夫かなと心配で不安で、恋だの愛だの言っていられないけれど、どうにかなんとか2人でやっていこうという具合。まあ、これも出来る限りで、という感じだけれど。

 

 

2021年、どんな年になるのだろうか。2021年12月31日もまた「2022年、どんな年になるのだろうか」とのんびり日本酒ちびちびやりながらキーボードを叩ける年であってほしい。