東京都世田谷区にある、日本の馬事文化・馬術競技の振興の拠点としてJRA(日本中央競馬会)が運営する馬事公苑。今まで行ったことがなかったけれど、愛馬の日として色々な馬事芸能が観られるというので今年足を運んでみた。あと、West Coast Brewing×馬事公苑のコラボビールも飲みたくて。
小田急の千歳船橋駅から歩いて向かう。歩道に蹄鉄が埋め込まれていた。
到着して、West Coast Brewingの缶ビールを購入し、オープニングまでまだ時間もあったからジェラートを食す。マンゴーと日向夏のダブルにした。美味しい。
オープニングは馬事イベントに出演する人馬によるパレード。戸本一真職員の紹介アナウンスのときに拍手が沸き起こり、騎乗馬がちょっとテンション上がるシーンもあった。とはいえ、つい拍手しちゃうのはわかる。
体験乗馬などの参加イベントがことごとく外れたため、オープニング後は早めにサクラスクエアに移動。事前のチラシから、打毬・流鏑馬・駈馬神事・レプリーズ・母衣引をメインに見ようと思っていた。
まずは宮内庁による打毬。貴族の宮中行事というから、静かで雅な競技かと思っていたのだけれど、途中で妨害有りの段階に移ってからは熾烈な争いになって、想像していた雰囲気と違ってちょっと驚いた。あと、毬を掬う棒(毬杖)の網の部分が小さくて、これで毬をゴール(毬門)まで運んで投げ入れるのは至難の業では……? とも。
結果は、1回目は制限時間のうちに決勝の毬(揚毬)が赤白ともに入らずに引き分け、2回目は先に揚毬を毬門に入れた白の勝利。負けたほうは下馬して、勝ったほうは馬上のまま礼をして終了。
次は走路での流鏑馬。
芦毛のゆきちゃんは今日がデビューだったそう。
そして同じく走路で駈馬神事。馬事公苑で駈馬神事を披露するのは久しぶりだとか。駈馬神事とは何ぞや、という状態だったからそのアクロバティックな技にドキドキハラハラしつつ、目が離せなかった。
ちなみに頭絡が緑色はローランド号、紫色はアーサードライブ号、赤色はタイセイサンダー号とのこと。
メインアリーナに移動して、警視庁騎馬隊によるレプリーズ。現役ジョッキー(横山典弘騎手・小牧加矢太騎手・藤田菜七子騎手)&調教師(久保田貴士調教師・前川恭子技術調教師)のトークショーと迷ったけれどこっちに。
整然とした動きに、賢い……! すごい……! と感動。あとピーポくんがいた。
最後は宮内庁主馬班から母衣引。緑色の母衣は春を、赤色は秋を表しているそうで、2色の母衣が交わる光景は美しかった。見ることができて良かった。
この日は最初曇りだったけれど、だんだんと日差しが出て暑くなってきて、この辺りでひと休みを選択。見た目のインパクトから気になっていたたいパフェを買い、はらっぱ広場でいただく。たい焼きの口にクリームやアイスを入れてパフェにするってなかなかな発想……。皮がもちもちしていて美味しかった!
そうこうしていたら人垣の向こうに旗が見えて、甲冑競馬が始まったことを知る。でもちょっと人の多さと残りの体力から近くで観るのは諦めた。
馬術エキシビションに後ろ髪を引かれつつ、今回はここで帰路に着くことにした。帰りは東急の桜新町駅まで歩いてみることに。
途中でちょっと心惹かれる名前のお店を発見。ぶし。
後日、West Coast Brewing×馬事公苑のコラボビール「Riding Magic」も美味しくいただいた。JRAとのコラボ第1弾、第2弾も飲んでみたかったな。