パンだ

ゆるくまったりと好きなことを好きなように

2021/05/30 徒然

これからの競馬を観る理由ができた。自分にとって今年のダービーはそんなレースだった。推しとは別のところで、ちょっと落ち着いていた自分の中の競馬への熱量がブワッと再び膨らみ燃え上がるような感覚があった。有り体に言えば「良いもん見た」。無敗の皐月賞馬エフフォーリア、同馬に騎乗する横山武史騎手は戦後最年少のダービージョッキー誕生かという面からでも話題になっていたが、この人馬をハナ差でおさえたのは福永祐一騎手。こんな展開、胸を熱くしないでいられるか。4コーナーまでどうやって抜け出せるかエフフォーリア、と思わせておいてからの最後の直線の追い比べもグッとくるものがあった。良くないダービーがあるわけではないが、自分はこの今年のダービーは良いダービーだと、そんなレースをリアルタイムで観られて幸せだと心から思う。他の方の表現を借りてしまうが、「競馬寿命が伸びた」と自分も感じる。エフフォーリアには今年しかチャンスが無いので残酷ではあるが、ここから先の競馬でこの敗戦を味わった横山武史騎手がどんな道を歩んでいくのか、良くない言い方かもしれないが、とても楽しみになってしまった。今日という一日が終わってしまうことが惜しいと思える競馬なんていつぶりだろうか。あー、良いもん見た。