当日の会場イベント見ると、教官とはいっても騎手課程の教官で、厩務員課程担当の教官は居ないかな……? と思ったりもしている。と書くと武士澤教官(※厩務員課程担当)を目当てに模擬レース限定公開応募したように聞こえちゃうかも。
2024/08/27 徒然 - パンだ
すみませんそういうやましい気持ちを抱えて応募し、そして有り難くも当選したので行ってきました競馬学校の騎手課程41期生模擬レースを観に千葉県は白井市に! 今回はシャトルバスが出るということで鎌ヶ谷大仏駅ではなく北総線の西白井駅へ。シャトルバス、神。
競馬学校に着いたら限定入場券と身分証を見せて本人確認&受付手続きをして、通行証を首から提げ、学校敷地内をうろうろ。
と言ってもほとんど立入禁止エリアなので、走路やメモリアルコーナー(卒業生が制作した美術作品が展示してある)を見てみたり、キッチンカーで軽食を買って食べたり。和田竜二騎手とすれ違ったり。綾野狂児のあの真似をしてみたり。
キッチンカーはお昼代わりのマスカルポーネとメープルシロップのカスクートも美味しかったけれど、帰り際に食べたピスタチオジェラートがめちゃウマだった。
そろそろオープニングが始まる頃合いになり、夫が特別ゲストの真壁刀義さんを見たいということでイベントステージへ移動。少し待っているとステージ横から真壁さんが現れ……って鎖が! 無い!! こういう場では鎖は付けないのかと思っていたら、金属音がして、もう一度真壁さんを見たら鎖を身に着けているところだった。
司会は小堺翔太さんと細江純子さんで、この2人はもう安心安定だなと思いつつオープニングと騎手課程43期生の木馬騎乗実演を見る。43期生と一緒に登場した教官に細江さんが「衝撃の事実」と言っていたけれど、その事実に自分もびっくりした。ムライチ(村田一誠調教師/元・騎手)の弟さんが……競馬学校の教官……!? 思わぬところで競馬学校13期生のエッセンスを浴びて元気になる。この辺りは後でYouTubeライブ配信のアーカイブを観たい。真壁さんが木馬騎乗を体験しようとして体重オーバーだったり、跨るときに木馬が傾いたりしたところも。
この後はいよいよ模擬レースの第1Rで、なんだかこっちも緊張してくるような……。
騎手候補生ご本人はもちろん、保護者の皆さんもドキドキなんだろうな、と。乗馬未経験から競馬学校に入学した方もいるわけで、まだ騎手免許試験に受かる前とはいえ、ここに到達するまでの努力や日々を想像すると本当に頭が下がる思い。
とか言ってたら?
ふと横を向いたら?
居るやん
いやここ競馬学校が職場だから居ないことはないと思いつつもこんな人目につきやすいところまでそのお姿を現すとは思っていなくて騎手課程ではなく厩務員課程を担当しているから教官とはいえもっと調教スタンドや屋内から観ているものと思っていたしもうこんな肉眼でそのお姿を
居るがな
……ということで、第1Rは現役騎手である石川裕紀人騎手が1着。
プロの洗礼を浴びた41期生の皆さん、特に最後の競り合いで2着に負けてしまった遠藤汰月さんは悔しいだろうなあ。
この後は第2Rの予想トークショーがあるということで再びイベントステージへ。戸本一真職員と石川裕紀人騎手がステージ脇で写真撮影していたり、石川騎手が戸本職員の馬術銅メダルをかけていたり、そういう交流がちょっと見られて微笑ましかった。競馬ってどんなにきれいに言ってもギャンブルである一面は変えられないから、どうも競馬に関わる人って怖いイメージが拭えないのだけれど、こういう光景を見ると、石川騎手も騎手だけれども1人の青年なんだよなあ、という気持ちになる。
そして第2R発走時刻が近づき、今度は関東のGⅠファンファーレが流れる。手拍子する観客。ふと横を見る……武士沢教官も手拍子をしていて自分はキュン死にした。キュン死にって古い? 古いかな? いやでもほんと、ほんとに、キュンって……心臓がキュンってしたのよ……キュッて……。
そして第2Rは現役の和田竜二騎手・永島まなみ騎手2人をおさえて41期生が見事1着! しかも第1Rで2着だった遠藤さんというのもあって、なんだか自分のことのようにうれしくなってしまった。
表彰式で細江さんも仰っていたけれど、怪我なく、そう、本当に怪我や大きい事故などなく、皆で騎手試験に受かってデビューして、初勝利をあげるまでの時間は各々異なるだろうけれどいつかは初勝利、2勝目、3勝目、そして重賞、いつかはGⅠと、山あり谷ありの騎手生活かもしれなくても皆それぞれ歩んでいってほしいと願わずにはいられない。
競馬場からとんと足が遠のいてしまっているいま現在だけれど、41期生がデビューしたら一度は競馬場で直接レース観戦したい(その前でも競馬場には行きたい)(いま受けようと思っている資格試験の勉強の目途が立ったら……ウッ!!)
模擬レースとまさかの藤沢和雄アドバイザーが登壇した表彰式が終わり、小堺さんの帰路についてのアナウンスを聞きながら走路を後にする。模擬レース中、調教スタンドに松岡正海騎手や永野猛蔵騎手、小林勝太騎手が座っていたほか、藤沢和雄 元・調教師……カズヲの姿もあって何だろうと思っていたのだけれど、このためだったのか。模擬レースの誘導馬にはパリ五輪馬術銅メダリストの戸本職員、表彰式には藤沢アドバイザーという人選に、細江さんが贅沢すぎると言っていたけれど、自分もちょっと得させてもらった気分。
帰る前にジェラートが食べたくてキッチンカーがあるフードエリアに行こうとしたら、事務局本部がある建物の前で人だかりができていた。なんだろう、帰りのバスの待機列か、それにしては整然としていない……と思っていたらなるほど納得これは出待ちというやつだな!? 現役の騎手も模擬レースに騎乗したり見学したり(調教スタンドにいるのが観客側からも見えていた)しているし、元・騎手の武士沢友治教官もいるのだから、そりゃ待たない手はないよね……。と思ってしばしその場を眺めていたけれど、騎手候補生の模擬レースを観に来た場でこういうことも違うなと思ってジェラートを買いに場を離れた(とか言って教官の写真を撮るのはいいのか)(そうなんだよな)(自分の欲望に負けた……)(情けねえよほんとに……)
話があっちゃこっちゃいったけれど、初めて見学した競馬学校の模擬レースは、模擬とついていても白熱した闘いの熱さは競馬場で観るレースとの違いは無くて、がんばってくれー! という気持ちもほぼ同じものだった。応募した理由は自分のミーハー精神もりもりだったけれど、当選して、観に行けて良かった。来年の3月、競馬場で41期生の姿が見られたらうれしい。
おまけ。アクスタ壊れた。