パンだ

ゆるくまったりと好きなことを好きなように

新潟競馬場へ恋しさを募らせる

競馬ファン現地観戦派が言う「乗り換え1回なら近い」はどこかがバグっているような気もするが、福島競馬場新潟競馬場に行くときの言い訳に自分も使うから分からないわけではない。ということで夏競馬がすぐそこまで来ている今、声を大にして言いたい。

新潟競馬場に行きたい!!!!!!

ちょっと前まで遠出することに抵抗感があり、夏競馬が楽しみではあったものの自宅観戦するだけに留めていた。車を持っていないから移動は公共交通機関に限定されてしまうし、レンタカー借りるにしてもドドドドドペーパードライバーだから運転が超超超不安だし、万が一事故を起こしてしまったらと思うと行く気にはなれなかった。そうして募っていく競馬場への思い。福島競馬場も好きなのだけれど、特に新潟競馬場に対して行きたい気持ちが強くてうずうずしてしまう。

 

新潟競馬場東京競馬場などに比べてパドックやレースコースなどで競走馬との距離が近いように感じる。
迫力があって良い。

夏場のパドックは日差しを遮るものが無くて、何の罰を受けているんだ……? と思うほど直射日光に炙られているように感じるけれど、夏競馬なんて暑くてなんぼってところがあるからそれもまた一興。ごめん嘘。つらいものはつらい。水分補給・塩分補給・熱中症と日焼け対策は当然ながら必須。土曜夜に新潟の地酒飲んだくれて二日酔いの状態で日曜行ったら死ぬぞ!
もはや夏の風物詩となったミルファーム大運動会。このときはパドックに出てきた騎手の勝負服がミルファーム以外も赤と白だけで壮観だった。もう一つの夏の風物詩は競馬場Usというのは言わずもがな。

「は~じま~るよ~」じゃあないんだ。ほんと、良い位置にあるよね……。


障害レースは目の前でどんどん飛越していってかなりドキドキする。大丈夫かな、という不安もあるけれど、躍動感やスピード、力強さに心を鷲掴みにされてしまう。あと、レースを柵沿いで観戦するのも良いけれど、アイビススタンドの外階段から全体を眺めるのもわりと気に入っている。コースを駆け抜ける人馬と、彼・彼女らを見つめる観客という光景が好きなのかもしれない。

コースが近いと騎手の表情もよく見える。

飛行機も見える。

夏競馬はイベントも盛り沢山で楽しい。コロナ禍でそういうのはめっきり減って、オンライン抽選会といったもののほうが多いと思うけれど、次第に復活するのだろうか? ちょっと無理かな……。懐かしいあの頃。
イベントを優先してしまって某さんに応援幕を回収してもらうというダメっぷりも披露した。いつぞやはありがとうございました……。某さんには写真掲載許可とモザイク無しもOKいただいたけれど一応モザイク有りを載せる。
奇跡的にバックヤードツアーに当選したことがある。たしか「ジョッキーと行く レースコースバスツアー」だったような。スマートフォン背部に書いてもらった武士沢友治騎手のサインを記念撮影時に松岡正海騎手に気付かれたり、村田一誠騎手が武士沢友治騎手のサインを書いてくれたり(???)、直線のスタート地点まで行けたり、楽しかった。しかしこの後乗るはずだった新潟駅までの最終バスを寸前で逃して豊栄駅まで歩くことになるとは夢にも思わなかった。
ああ……日が暮れる……と思いながら1時間ぐらい歩いた記憶。


もちろんグルメイベントもある。だって新潟だもの、飲むしかないでしょう。新潟クラフトビールの陣は通いすぎたのか、スタッフの方に「どう? そろそろ全種類飲んだ?」と聞かれ、クラフトビールの陣が終わった翌週に新潟駅クラフトビール館へ寄ったら店員さんに「あっ!!」と言われる始末。またお会いしましたね。

 

そう、新潟競馬場は競馬場の外にもたくさん惹かれるものがある。一日の競馬終わりでも、競馬を半休しても、新潟をぶらりと観光するのも欠かせない。車が無いとどうしても公共交通機関に頼らざるを得ないが、その範囲でも十分に満喫できる。ぽんしゅ館も良いし、新潟駅から萬代橋を渡って古町を散策しても良い。

もちろん古町以外もオススメだ!
立ち食い寿司弁慶は何度でも行きたくなる。お寿司が美味しいのはもちろんのこと、冷蔵庫から好きな新潟の地酒のワンカップを選んで一緒に飲めるので、至福のひと時が過ごせる。


ちょっと距離があるけれど、新潟駅から長岡駅を経由して青海川駅まで足を伸ばしても良い。

 

こう見ると新潟競馬場が好きなのか、新潟観光が好きなのか、分からなくなる。どっちも好きだからどっちが良いとかはなく、両方があるからこそ互いの価値が高まるのだと思う。今夏行けるのか、行くのかはわからないが、早いうちに再び訪れたい。

……あっ、新潟競馬場が好きな理由ってもしかして……!
関屋記念!!