パンだ

ゆるくまったりと好きなことを好きなように

2024年が始まった

2月下旬にも差し掛かろうかってときのタイトルではないが、ようやく自分の2024年が今日始まった。東京競馬第12Rで応援している武士沢友治騎手がピックアップラインと勝った。2024年初勝利である。よって今日を元日とする!

それにしても、全部で12レースあるうちの最終レースただ1鞍だけの騎乗というのはちょっと寂しいものがある。行くけど。現地に競馬場に行くけど。
今年はもう少し騎乗数が増えて、勝ち鞍も多くなるとうれしいというのが正直な気持ち。応援している騎手が勝てばそれだけで天にも昇る心地なので……。今日のピックアップラインや昨年末に中山競馬場で勝ったシグナルファイアー、新馬戦でおおっ!?と思わせたミサトベレーザ、他にもこれまでに乗った彼や彼女に、これから出会うであろう仔たち。どんな一年になるのか、毎年言っているけれど、やっぱり今年も楽しみだ。

12Rのパドックの写真。自分は馬体のことはわからないけれど、今日のピックアップラインの身体は、おお……? 良いな!? と感じた。きれいというか、ムキッとしているというか。

いつもの武士沢騎手。武士沢騎手が社台レースホースの勝負服を着ていると、レインスティックを思い出す。そういえば中央競馬パドックの応援幕は再開しないのかしら……(レインスティック秋天出走をきっかけに武士沢騎手の応援幕を作った人)

返し馬。最終レースだったけれどラチ沿いは観客が多くて、ちゃんと観られないかも、と少し不安がよぎった。なんとかギリギリ1人分のスペースを見つけられてホッとする。ゴール板近くじゃなかったらもっと余裕持って観られたかもしれないけれど、他のことを考える余裕が無かった。

そして発走。2~3番手に控えるかと思いきや、あれよあれよという間に先頭に立っていた。同じ社台レースホースが馬主のベネロングポイントがもしやという雰囲気で気が気じゃなかった。だって鞍上が原優介騎手なんだもの。

ゴール前はひたすら残れ! 残ってくれ! と祈るばかりだった。勝ちたいんじゃ! そんな願いが通じて……ではなく、ピックアップラインの踏ん張りと武士沢騎手の手綱捌きで先頭のままゴールを駆け抜けた。良かった……本当に良かった……! おめでとう!!

 

応援している騎手が勝ったときに真っ先にすることといえば、そう、ウィナーズサークルへ走る。悲喜こもごもな観客の間をすり抜けてウィナーズサークルへひた走る。勝った人馬をこの目で見届けたい。それだけ。

とはいえウィナーズサークルも最終レースとはいえ競馬ファンでごった返しているから、レースを見届けてから行くとなると観られる場所を見つけるのは至難の業。敷物や荷物で早くから場所を確保している方も、複数人のグループで騎手を応援している方もいるから、こればかりはしょうがない……。場所を定めずにさまよい歩くタイプには不利。でも今日は幸運にもウィナーズサークル最前で武士沢騎手たちを見ることができた。あのとき入れてくださった方、ありがとうございます。

ウィナーズサークルへ坂道を登ってその姿を見せるのとても良いよね……と毎回思う。おめでとうございますと人馬を称える言葉が飛び交うのも良い。その場にいる人たちが笑顔というのも。まずはピックアップラインと武士沢騎手たちで口取り写真を撮影し、次に一口馬主の方々との写真撮影なのだけれど、ここで自分の夢のひとつである“武士沢騎手と一緒に口取りする”ことに対する熱が再燃する。武士沢騎手! ノルマンディーオーナーズクラブのアンビバレントとムーンヘイローに乗ってください!!

 

コロナ禍で中止になっていたウィナーズサークルでのファンサービスが再開されたけれど、昨年シグナルファイアーで勝ったときはサイン会等は無くすぐにウィナーズサークルを去った武士沢騎手。今日もそうかな、まあファンサービスは騎手の好意でやってくださっている(でもファンとしてはあるとうれしい)ものだからな……とほぼ諦めていたけれど、武士沢騎手の手には油性マジック! サインくださーいと飛び交う声! こちらにやってくる武士沢騎手! 本当に……本当にありがとうございます……!

びっくりするほどの人気で武士沢騎手のサインを求めるファンが多くて押し潰されるかと思った。自分もサインを貰ったら他の方に場所を譲ろうと思っていたのだけれど、後ろから押されて両横にも動けるスペースが無く、その場に留まるしかなかった。サイン色紙を差し出していた方に申し訳無い。

この後にレースが無いというタイミングだったからか、17時ちょっと前まで、ウィナーズサークルの端から端まで移動しつつ、なるべく多くの方に応えてくださっていた武士沢騎手。本当に……本当にありがとうございます……!(2回目)

職員さんかどなたかにタイムアップだと告げられたのか驚いた顔をして、サインを書けなかった方達に手を合わせて小走りで去っていく武士沢騎手。プレゼントを渡している方もいて、自分も気持ちを形にして用意すれば良かったとちょっと後悔。時期柄バレンタインデーのチョコレートも渡したかったけれど、それは美浦トレセンに送っちゃったよ!

 

来週から中山開催に移るけれど、どんな騎乗依頼があるかな、どういうレースを観られるかな、とわくわくしている。その前に明日のフェブラリーステークスを当てて、2024年のGⅠ初めを気持ちよく迎えたい(そして中山開催を迎え撃つ体制を整えたい)ところ。ぼくはウィルソンテソーロ!

 

 

 

余談。自分より夫のほうが武士沢騎手の買い時をわかっていて嫉妬してしまう。悔しい。

武士沢騎手おめでとーーーー!ありがとーーー^^♡(by夫)

 

いつか、いつかは、武士沢騎手にサインを書いてほしいと思って、競馬場に行くたびに持ち歩いていたものがあるのだけれど、今日はついにそれにサインを書いてもらえた。自分は2010年代にやっと武士沢騎手を知って、そこからいつしか応援するようになったから、それより前の武士沢騎手のことは記録や雑誌などの記事上でしか知らない。けれど。外からスルスルッと上がってきたのは9番の、というあの4コーナーの興奮は映像でしか知らないけれど。

武士沢騎手へ。ずっとずっと大切にします。